私の尿路結石体験

私の尿路結石体験

あなたは知っているだろうか?

人が体験する肉体的苦痛に、3大激痛というものがあるそうだ。

1結石(腎臓尿路・胆のう) 2通風 3(女性の)出産

私が初めて尿路結石を体験したときのこと・・

深夜、何の前触れもなく、
いきなり背中中央部に激痛が走った!

結石という病を知らなかった私は、もしや・・末期癌!?と恐れた。
救急車で搬送された。

その痛みたるや、まるで背中をノミでグリグリ突き刺されているような激痛で、
のたうち回り居ても立っても居られず、その場に倒れ込んでしまう。
冷汗が、じと〜っと吹き出してくる。

血尿の色は、黒っぽい茶褐色で、初めて目にしたときは
立ちすくみ固まってしまった!

しかし、

水分をたくさんとり運動することで、
尿路に引っかかっていた結石が少しづつ下にさがり、

6ヶ月後
小便と一緒に排出されたとたん痛みがなくなった。

30歳の頃初めて発症したが、
まさか、その後20年以上この痛みと付き合わされることになるとは
夢にも思わなかった。

私の腎臓には左右両方に結石があり、不定期にそして交互に
この激痛と血尿があるたびに、尿と一緒に排出し乗り切ってきた。

そして、とうとう恐れていたことが訪れた!

「手術」だ。

平成30年夏(7月)、
左右の腎臓から尿管膀胱に落ちてきた石の影響で、
多量の血尿と膀胱付近の鈍痛にみまわれ、即入院となった。

今回は、落ちて来た石が直径1cmほどで体外に排出されにくく、
尿の流れが悪くなり腎不全を引き起こしかねないとのことで、
緊急手術が必要となったのだ。それは・・・
   
ステントパス挿入術

これは、尿の流れを確保するため、尿管に人口の管を入れるオペ。

体の表面を切開したり穴をあけることなく、尿道の先から管を入れる
方法で、私の場合は左右の尿管になされた。
(結石は腎臓と膀胱に残されたままで・・・)

2泊3日でいったん退院したが、
膀胱付近の痛みはあいかわらず続き、排尿時は背中がギュッと締めつけ
られるような苦痛を感じた。

この耐えがたい苦しみは次の再入院まで続き、”早く石を取ってくれ!!”
と、自ら次のオペを望むようになっていた。

そして2週間後、再入院となる。
本格的な手術

結石粉砕術 を受けるためだ。

知ってると思うが、内視鏡を体内に入れレーザーで石を砕き、粉砕石を
体外に取り出すオペ。
今回のオペには2つ特徴がある。

一つは、ステントパスと同様、内視鏡を尿道口から挿入したこと。
もう一つは、右側の尿管に入れられた管のみ体外に抜き出されたこと。
(多分、左側の腎臓にあった石が大きかったので、
安全のために左側は残したのでしょう)

オペ終了直後、執刀医から
「腎臓にある石も全て取り出し、キレイにしました。」
と報告され、直径3mmほどの茶褐色の小石(粒)が、5〜6個入った
透明で小さなプラスティック容器を渡された。

麻酔が切れていくにつれ、
右側の背中に痛みが出てきて、座薬を使っても効果なく、
大きくなってくるズキズキする激痛を抑えるため弛緩剤の注射をしてもらったら、
やっと眠りにつくことができた。

3泊4日で退院。
血尿、鈍痛は治った。

あとは左の尿管に入ったままの管(ステント)だ!
(排尿時、左の背中に感じる締めつけられる痛み!)
これをどうやって体外に抜き出すのか?
この疑問は、2週間後の外来であっけなく解決した。

斜め上に傾いた椅子に両足を開いた状態で座らされ
(まるで女性の出産シーンだ)、
尿道に麻酔液のようなものを注入された後、
医師によって、あっという間にヌルッと体外に抜き出された。

痛いというより、内臓が飛び出すような変な感覚だった。

退院後は、特に何の支障もなく生活している。

以上、私の尿路結石の治療体験を話した。

2回の手術とも腰の局所麻酔で行われた。
オペの仕方も人によりケースバイケースで、
体の表面に穴を開けて、内視鏡を入れる方法もあるようだ。

医師からは、
動物性油脂を避けて偏りのない食事をしなさい
とアドバイスされた。

結石の経験者は激増している!!

私の話が、何らかの参考になれば幸いだ。

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